
保育現場は、子どもたちの成長を支える大切な仕事ですが、一方で職場内の人間関係に悩む保育士も少なくありません。その中でも特に問題となるのが、「パワハラ(パワーハラスメント)」です。
パワハラがある職場では、保育士のモチベーションが下がり、人材不足が深刻化し、結果的に子どもたちの保育の質にも悪影響を及ぼしてしまいます。そこで今回は、保育現場でありがちなパワハラの実態と、それを防ぐための対策について考えていきましょう。
1. 保育現場におけるパワハラの実態とは?
(1) パワハラとは?
厚生労働省では、パワーハラスメントを次のように定義しています。
「職場において、優越的な関係を背景に、業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により、他の労働者の就業環境を害すること」
つまり、立場の強い人(上司・先輩)が、職場の人間関係や業務上の権限を利用して、相手に精神的・肉体的苦痛を与える行為がパワハラにあたります。
ちなみにパワハラ、セクハラ、モラハラ、マタハラもハラスメントの一種です。いずれも容認されるものではありません。

(2) 保育現場でありがちなパワハラの例
保育現場では、「子どものために」という名目でパワハラが見過ごされがちです。以下のような行為がパワハラに該当する可能性があります。
過度な叱責:「こんなこともできないの?」と厳しく責める。
仕事の押し付け・不公平な業務分担:特定の職員にだけ雑務を押し付ける。
無視・仲間外れ:特定の職員を意図的に孤立させる。
指導の名のもとに長時間の説教:本来の指導ではなく、感情的に怒鳴りつける。
威圧的な態度:職員が意見を言いにくい雰囲気を作る。
こうした行為が日常的に行われると、職員のストレスが増え、離職率の上昇や保育の質の低下につながります。
2. パワハラが与える影響
(1) 保育士への影響
精神的ストレスが増え、バーンアウト(燃え尽き症候群)になりやすい。
仕事へのやる気を失い、離職につながる。
自信を失い、適切な保育ができなくなる。
(2) 保育の質への影響
職員間の連携が取れず、チームワークが乱れる。
ストレスを抱えた保育士が、子どもへの接し方が冷たくなってしまうことも。
職場の雰囲気が悪くなり、保護者にも悪影響を与える。
このように、パワハラは保育士個人だけでなく、子どもたちや保護者にも影響を及ぼす重大な問題なのです。
保育士の心の健康が担保されないと、保育の質の向上も目指せません。
3. パワハラ防止のためにできること
(1) まずは職場全体の意識改革が必要
パワハラは、個人の問題ではなく、職場全体の文化として変えていく必要があります。園の管理職やリーダーが率先して、「パワハラのない職場」を目指す意識を持つことが大切です。
(2) パワハラ防止研修を導入する
「自分はパワハラをしていない」と思っている人でも、
無意識に後輩や部下を傷つけている可能性があります。
未来ぷらす舎のパワハラ防止研修では、
✔ パワハラと適切な指導の違い
✔ 自分の言動が相手にどう影響を与えているか
✔ 職場の風通しを良くするための方法
などを学ぶことができます。
園全体でパワハラ防止研修を行うことで、「怒られるからやる」ではなく、
「より良い保育をするために協力し合う」職場文化が生まれます。
(3) 風通しの良い職場づくり
「何でも言いやすい雰囲気」を作る:意見や相談を気軽にできる環境を整える。
フィードバックの仕方を改善する:「ダメ」ではなく、「こうするともっと良くなるよ」と伝える。
ポジティブな声かけを増やす:「いつも頑張ってくれてありがとう!」と感謝を伝える習慣をつける。
4. パワハラのない職場を作るために未来ぷらす舎がお手伝いします!
未来ぷらす舎ではパワハラ防止研修を実施しています。パワハラはする方もされる方も「そんなつもりじゃなかった」「パワハラか判断がつかず、相談が遅れた」等知識を有しているかどうかで受け取り方が変わることもあります。パワハラに対する知識を園全体で理解し、パワハラを防止しましょう!
未来ぷらす舎のパワハラ研修はこちら
5. まとめ
保育現場のパワハラは、職員の離職や保育の質の低下を引き起こす深刻な問題です。しかし、園全体で意識を変え、パワハラ防止研修を導入し、風通しの良い職場環境を作ることで、改善することができます。
「子どものために」頑張る職員が、安心して働ける環境を作ることこそが、本当の意味で保育の質を向上させる第一歩です。
パワハラ防止研修を通じて、職場の本当の風通し・質の向上を図りませんか?
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